ネコ相手にプライバシーを尊重しろと言いたいほど、一人の時間を大切にしていたのです。
いつも同じ変な声で鳴きながら玄関へのドアを開けようとします。
起きていれば一日中ついてきます。
机に乗れば邪魔です。
トイレなど別の部屋へ行くため少し離れるだけでやかましく鳴きます。
クローゼットや物置を開ければわざわざ飛んできて入りたがります。
居間の壁に掛けているものを片っ端から外します。テレビの前に置いた小物を床にすべて落としました。自由に飾る楽しみが奪われました。
毛を撒き散らします。夜以外ベッドでくつろぐことが困難です。毎晩粘着クリーナーで布団カバーに付いた大量の抜け毛を取る必要があります。抱っこしたくてもできません。服に付いた毛は一本足りともそのままにできません。
ネコを飼うのは長年の夢でした。ネコなら飼いやすく吠えないから大丈夫だと思っていました。駄目でした。かつてはイヌがいました。当時は抜け毛が一切気にならなかった。あのイヌは鼻の音と吠え声と反抗的態度が駄目でした。
可愛がってはいますが、悲しいことに、完全に愛してあげられてはいません。
ネコの毛で地球が埋まって汚染されているような気がしています。
すべてのネコが飼い主の重荷になっていると信じかけています。
OCDの症状でしょう。
ルルと暮らすためにOCDが悪化してしまったら…
ちなみに、言い訳に聞こえますがというか言い訳ですが、ルルは別居兄弟から引き取ってと言われて引き取ったネコです。
20年近く一緒に暮らす覚悟はしていたのに、自分がここまで神経質になってしまったとは知りませんでした。
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